パートナービジネスの現場で、人の隣で動くAIワーカー

パートナービジネスの現場で、人の隣で動くAIワーカー

前回は、AIワーカーとは何か――人が使う道具ではなく、人の隣で一緒に動いてくれる存在だ、というお話をしました。今回は、その考え方を実際のかたちにしたaiboo(アイボー)を紹介します。

aibooは、PartnerPropが開発する、販売代理店支援AIエージェントです。ひとことで言えば、パートナービジネスの現場で人と一緒に動く、AIワーカーです。

1. aibooは、パートナービジネスのためのAIワーカー

多くの企業が、自社だけでなく、販売代理店やパートナーと力を合わせて商品を届けています。いわゆるパートナービジネスです。うまく回れば大きな成長につながる一方で、この領域には特有の難しさがあります。

第1回で触れたように、パートナービジネスは相手企業の数だけ接点があり、情報が分散し、進め方が担当者一人に依存しがちです。aibooは、この現場に加わり、人と並んで動くために生まれました。

2. aibooが応えたい、三つの困りごと

パートナービジネスの現場には、こんな声があります。

ひとつめは、代理店の活動が見えないこと。だれが、いま何に動いているのかが分からず、現状の把握や課題の特定が難しくなります。

ふたつめは、支援が見積作成に追われてしまうこと。日々の見積や問い合わせ対応に時間を取られ、戦略的な支援や提案まで手が回りません。

みっつめは、全国で同じ勉強会をくり返すこと。各地で似た説明を重ね、コストも時間もかかるわりに、効果が見えにくくなります。

aibooは、この三つに正面から向き合います。

3. aibooにできること

aibooは、パートナービジネスの一連の流れを、人と一緒に進めていきます。まずは、次のような働きから段階的に提供していく予定です。

相性のよい代理店を見つけ、働きかける。数ある候補のなかから、伸びしろのある代理店を分析して見つけ出し、相手に合わせた協業の提案までを用意します。

日々の質問に、その場で答える。代理店からの問い合わせや、登録・立ち上げの質問にリアルタイムで自動的に答え、対応の遅れによる機会の取りこぼしを防ぎます。

見積書を、代わりに用意する。これまでの案件情報ややり取りをもとに、見積書の下書きまでを自動で作成します。

顧客への提案を、組み立てる。蓄積された案件情報をもとに、メーカーとパートナー双方の強みを合わせた提案を作成し、営業活動を後押しします。

4. 一人ひとりの動きを、見えるかたちに

こうした働きを通じて、aibooはもう一つの価値を生みます。これまでバラバラだった代理店の活動や情報が、データとして集まり、見えるかたちになっていくことです。

だれが何に動いているのかが分かれば、どこを伸ばし、どこを支えるべきかが見えてきます。あの担当者しか分からないという状態が減り、チーム全体で成果を積み上げられるようになります。第1回からお伝えしてきた、属人化を解く力が、ここで働きます。

5. それでも、主役は

aibooがくり返しの作業を引き受けるのは、人の仕事を奪うためではありません。人が、人にしかできない仕事に集中できるようにするためです。

代理店との信頼を築くこと。相手の課題に耳を傾けること。次の一手を決めること。こうした場面でこそ、人の力は生きます。aibooは、その隣で動く相棒として、パートナービジネスの成長を支えていきます。


次回は、なぜPartnerPropがこのAIワーカーをつくるのか。AI・人間・パートナーが力を合わせる、私たちの考え方についてお話しします。