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代理店 取次店 販売店 特約店の違い

代理店 取次店 販売店 特約店の違いを徹底解説

  • 2022年7月24日
  • 2023年6月16日
  • 代理店
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「旅行代理店」や「保険代理店」など、「代理店」と名の付く店舗を見かけることはありませんか?

代理店を英語にすると「agency」ですが、同じように「agency」と英訳される言葉に「取次店」「特約店」などがあります。

ビジネスにおいてよく見かける言葉である一方、それぞれどのような意味や違いなのか分からないこともあるかと思います。

そこで今回は「代理店」「取次店」「販売店」「特約店」それぞれについて解説していきます。

代理店自体の仕組みについて知りたい方はこちらの記事を参考にしてみてください。

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代理店の仕組み

「代理店」「取次店」の違いとは

はじめに「代理店」「取次店」それぞれに説明した上で、違いについても解説します。

代理店とは

代理店とは、製品やサービスを販売する際に、メーカーや事業者から委託を受け、代わりに販売や宣伝を行う企業のことを指します。代理店は、製品やサービスの流通において非常に重要な役割を果たしており、メーカーや事業者にとっては販路拡大や販売促進のために欠かせない存在です。

代理店は、製造業やサービス業など様々な業界に存在します。代理店の種類には、販売代理店、広告代理店、物流代理店などがあります。販売代理店は、製品やサービスを販売するために契約を結び、代理店自身が在庫を抱えたり、販売ルートを確保することで、販売促進を行います。広告代理店は、広告媒体などを活用し、広告の企画・制作・配信を行うことで、ブランドイメージや知名度の向上を図ります。物流代理店は、物流業務を請け負い、商品の配送や在庫管理などを行うことで、物流コストの削減や効率化を実現します。

代理店が果たす役割には、以下のようなものがあります。

  1. 販売促進 代理店は、販売ルートを確保することで、販売促進を行います。また、製品やサービスの特徴やメリットを消費者に伝えることで、商品の売上増加につながります。
  2. 市場調査 代理店は、販売する商品やサービスの市場動向を把握することができます。このため、メーカーや事業者にとっては、市場ニーズや競合情報を収集する貴重な情報源となります。
  3. カスタマーサポート 代理店は、商品やサービスの提供後にも、消費者からの問い合わせやクレーム対応などのカスタマーサポートを担当することがあります。消費者とのコミュニケーションを通じて、製品やサービスの改善点を把握し、改良につなげることができます。
  4. ローカルマーケティング 代理店は、地域に密着したマーケティングを行うことができます。地域に合ったキャンペーンや販促活動を行うことで、地元の消費者からの支持を集めることができます。また、地域の文化や習慣、言語などに合わせた商品開発や広告展開を行うことで、地元の消費者からの共感を得ることができます。

代理店とメーカー・事業者との間には、代理店契約が結ばれます。代理店契約には、以下のような内容が含まれることが一般的です。

  1. 委託内容 代理店が販売・宣伝を行う商品やサービス、その範囲、期間、地域などが定められます。
  2. 報酬 代理店が販売・宣伝を行った際の報酬、支払い方法、支払い時期などが定められます。
  3. 責任範囲 代理店が販売・宣伝を行う際の責任範囲が定められます。例えば、商品の品質不良によるトラブルやクレームに対する責任範囲などが含まれます。
  4. 競合禁止 代理店が委託を受けた商品やサービスと同様の商品・サービスを販売することを禁止する条項が含まれます。
  5. 契約解除 契約期間中に、代理店が契約内容に違反した場合や、メーカーや事業者が業績不振などの理由で契約を解除する場合について定められます。

代理店は、製品やサービスの販売促進、市場調査、カスタマーサポート、ローカルマーケティングなど、多岐にわたる役割を果たしています。メーカーや事業者にとっては、代理店を通じて販路拡大や販売促進を行うことで、商品やサービスの需要を高めることができます。一方、代理店は、自社のビジネスを拡大するために、メーカーや事業者と協力し、地域に密着したサービスを提供することが求められています。

取次店とは

取次店とは、卸売業者と小売業者との間に立ち、商品の仕入れや流通を担う企業のことを指します。小売業者は、多数の商品を扱うために、一つ一つの商品を直接メーカーや卸売業者から仕入れることは難しく、取次店を通じて商品を仕入れることが一般的です。

取次店は、主に中小企業が中心となって営業しており、一般的に取り扱う商品には、食品や日用品、家電製品、化粧品、医薬品などが含まれます。取次店は、卸売業者から商品を仕入れ、小売業者や消費者に商品を提供することで、商品の流通を円滑に行うことを目的としています。

取次店が果たす役割には、以下のようなものがあります。

  1. 仕入れ :取次店は、メーカーや卸売業者から商品を仕入れることで、小売業者に商品を提供します。取次店は、商品の仕入れ量や種類、価格設定などを決定し、小売業者に商品を提供することで、小売業者が顧客に対して十分な品揃えを提供できるようにします。
  2. 在庫管理 :取次店は、仕入れた商品の在庫管理を行います。在庫を適切に管理することで、小売業者に必要な商品を適切なタイミングで提供することができます。また、在庫管理によって、商品の廃棄や不良在庫の発生を抑制することができます。
  3. 配送・納品 :取次店は、仕入れた商品を小売業者に配送し、納品を行います。取次店は、小売業者からの注文に応じて、適切な数量の商品を配送することで、小売業者が店頭で商品を提供できるようにします。また、商品の納品を迅速かつ正確に行うことで、小売業者の信頼を獲得することができます。
  4. 営業支援 :取次店は、小売業者に対して、販売促進やマーケティング支援などの営業支援を行うことがあります。取次店は、小売業者にとってのパートナーとして、商品や販売戦略のアドバイスや、販促物の提供、商品陳列のアドバイスなどを行うことで、小売業者の売上増加につなげることができます。
  5. 支払い管理 :取次店は、仕入れた商品に対する支払い管理を行います。小売業者からの支払いを受け取ることで、取次店は卸売業者に対する支払いを行います。支払い管理を行うことで、取次店と小売業者の間の支払いトラブルを回避することができます。

取次店は、卸売業者と小売業者との間に立ち、商品の仕入れや流通を担うことで、商品の流通を円滑に行うことができます。小売業者にとっては、多数の商品を一元的に仕入れることができるため、商品のバラエティを拡大することができます。また、取次店によって商品の在庫管理や納品などを一括して行ってもらうことができるため、小売業者は商品の管理業務に注力することができます。

一方、取次店にとっては、卸売業者と小売業者との間に立つことで、商品の流通を仲介することで、安定した収益を得ることができます。また、取次店は小売業者に営業支援を行うことで、小売業者の売上増加につなげることができ、自社のビジネス拡大にもつながります。

取次店には、一般的に地域密着型の企業が多く、小売業者や消費者との信頼関係を重視する傾向があります。取次店にとっては、小売業者との良好な関係を築くことが重要であり、商品の品質管理や納品の正確性、信頼性の高い営業支援などを行うことで、小売業者の信頼を獲得することができます。

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取次店とは

代理店と取次店の違い

代理店と取次店は、両者とも製品やサービスの流通に関与し、メーカーや小売業者との間に立つことで、商品の仕入れや販売促進などを行う企業です。しかし、代理店と取次店には以下のような違いがあります。

  1. 役割 代理店は、製品やサービスを販売する際に、メーカーや事業者から委託を受け、代わりに販売や宣伝を行うことが主な役割です。一方、取次店は、卸売業者から商品を仕入れ、小売業者に提供することで、商品の流通を円滑に行うことが主な役割です。
  2. 契約形態 代理店とメーカー・事業者の間には、代理店契約が結ばれます。一方、取次店と卸売業者の間には、仕入契約が結ばれます。代理店契約では、販売促進やマーケティング支援などの役割が明確に定められていますが、仕入契約では、在庫管理や納品などの業務が主に定められています。
  3. 商品の所有権 代理店は、商品の所有権を持ちません。代理店は、委託された商品を販売することで報酬を得ることができますが、商品の所有権はメーカーや事業者が保持しています。一方、取次店は、商品の所有権を持っています。取次店は、仕入れた商品を小売業者に提供することで、利益を得ることができます。
  4. 販売ルート 代理店は、消費者や小売業者を直接的に対象として、販売促進や宣伝を行います。一方、取次店は、小売業者を対象として商品を提供することが主な役割であり、消費者に対する販売促進は行いません。
  5. 対象となる業界 代理店は、製造業やサービス業など、幅広い業界に存在します。一方、取次店は、主に食品や日用品、家電製品、化粧品、医薬品などの卸売業に関わる業界に存在します。

以上のように、代理店と取次店には、役割や契約形態、商品の所有権、販売ルート、対象となる業界など、多くの違いが存在します。ただし、代理店と取次店は、両者とも商品の流通において重要な役割を果たしており、製造業や小売業にとって欠かせない存在です。どちらの企業も、自社のビジネスを拡大するために、メーカーや卸売業者と協力し、地域に密着したサービスを提供することが求められています。

代理店と取次店は、それぞれの業界において、商品の流通を円滑にするために欠かせない存在です。両者とも、自社のビジネスを拡大するために、地域に密着したサービスを提供することが求められています。

取次店における「販売店」「特約店」の違いとは

次に「販売店」と「特約店」の違いについて見ていきましょう。

販売店とは

販売店とは、製品やサービスを直接消費者に提供する小売店舗のことを指します。一般的には、商業施設や商店街、ショッピングセンター、百貨店、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、専門店、ECサイトなどが含まれます。

販売店には、商品の種類や取り扱い方法によって、様々な形態があります。例えば、専門店は、一つの商品に特化した店舗であり、商品の品揃えやサービスの質に特徴があります。一方、スーパーマーケットは、日用品や食料品など、多種多様な商品を取り扱っており、比較的安価な価格で提供することが特徴です。

販売店は、商品を提供することが主な役割であり、消費者が商品を手に入れるための場所としての役割を果たします。一方で、販売店は、商品を提供するだけでなく、店舗の雰囲気や接客、サービスなど、消費者の購買体験に影響を与えることもあります。そのため、販売店は、消費者とのコミュニケーションを大切にし、商品の品質向上や接客対応の向上など、消費者のニーズに合わせたサービスの提供が求められます。

また、販売店は、商品を取り扱うだけでなく、販売促進やマーケティング活動を行うこともあります。例えば、広告宣伝や販売キャンペーン、ポイントカード、クーポン券など、消費者の購買意欲を高めるための施策を行うことがあります。これらの活動により、販売店は、商品の販売促進やブランドイメージの向上、集客力の強化などを目指すことができます。

販売店は、商品の提供やサービスの提供を通じて、消費者との信頼関係を築くことが求められます。消費者のニーズに合わせた商品選定やサービスの提供、接客対応の向上など、消費者の購買体験を改善することで、販売店は、顧客満足度の向上やリピート率の向上、口コミでの評判向上など、ビジネス成長につながる様々な効果が期待できます。

販売店は、商品を提供するだけでなく、消費者の購買体験を改善することで、ビジネス成長につながる様々な効果が期待できます。消費者との信頼関係を築き、顧客満足度の向上につなげるために、商品の品質向上やサービスの提供、接客対応の向上などに注力することが重要です。また、販売店は、デジタル化にも対応し、新しい販売手法を積極的に取り入れることで、市場拡大や競争力の強化を図ることが求められます。

特約店とは

特約店とは、あるメーカーやブランドが指定した販売代理店のことを指します。メーカーやブランドが設定した条件を満たすことで、商品の取り扱いが認められます。特約店は、メーカーやブランドと密接な関係を持つことができるため、商品の品質やサービス、広告宣伝などにおいて、メーカーやブランドのサポートを受けることができます。特約店には、専売店やフランチャイズ店など、複数の種類が存在します。

販売店と特約店の違い

販売店と特約店は、商品を販売する小売店の中でも、それぞれに特徴があります。

販売店は、商品を自己の意思に基づいて仕入れや販売を行い、自己の営利を目的としている小売店のことを指します。一方、特約店は、あるメーカーやブランドが指定した販売代理店のことであり、メーカーやブランドの指示に従って商品を販売することが求められます。

販売店は、商品のバリエーションが広く、自由度が高いことが特徴です。一方、特約店は、メーカーやブランドが指定した商品を販売することが求められ、メーカーやブランドの指示に従った販売活動を行うことが求められます。

また、販売店は、自己の意思に基づいて商品の仕入れや販売を行うため、独自の販売戦略を展開することができます。一方、特約店は、メーカーやブランドのイメージや戦略に合わせた販売活動を行うことが求められ、商品の品揃えやディスプレイ、販売員の接客対応などもメーカーやブランドの指示に従う必要があります。

特に、特約店には、メーカーやブランドとの密接な関係があり、商品の品質やサービス、広告宣伝などにおいて、メーカーやブランドからのサポートを受けることができます。一方、販売店は、自由度が高いため、商品のバリエーションが広く、独自の販売戦略を展開できる反面、メーカーやブランドからのサポートが限られることがあります。

また、特約店には、専売店やフランチャイズ店など、複数の種類が存在します。専売店は、あるメーカーやブランドの商品のみを扱う店舗であり、メーカーやブランドのイメージを重視した販売活動を展開します。一方、フランチャイズ店は、複数のブランドや商品を取り扱うことができるため、販売品目の多様化が可能です。

終わりに

以上が「代理店」「取次店」「販売店」「特約店」について解説しました。これらの用語は、ビジネスにおいて欠かせない役割を果たしており、商品の販売において重要な存在です。それぞれの用語について理解を深め、自社のビジネスに適用することで、顧客満足度の向上やビジネス成長の促進につなげることができます。

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